まずは信太山です。
「信太」を「しのだ」と最初から読める人は少ないでしょうね( ‥)/

支社印には弥生時代の環壕集落(周囲が壕で囲まれている集落)として
国内最大級のものとされる池上曽根遺跡内に復元された建物が描かれています。
この復元された建物のそばにあった井戸は発掘当時も水が湧き出ていたそうで…
つまり2000年以上の間、この場所から水が湧き出ていたことになるんです。
次は北信太。
支社印に描かれているのは信太森葛葉稲荷神社です。
(読みは「しのだのもりくずのはいなりじんじゃ」)

葛の葉稲荷と呼ばれるこの神社にはこのような伝説があります。
『平安の中頃、冤罪で罷免された安倍保名(あべのやすな)は都からの帰路、
家名の復興を祈念するためこの神社に立ち寄ります。
祈念を済ませ帰ろうとすると彼の前に猟師に追われ傷ついた白狐が現れました。
保名はその狐をかくまい逃がしましたが
狐を追ってきた猟師に囲まれ大ケガを負ってしまいます。
そんな保名の前に「葛の葉」と名乗る若い娘があらわれ、
保名の家まで連れ帰って懸命に介抱します。
白狐が人に変化した姿…それが葛の葉でした。
保名を介抱する葛の葉、そんな2人にはいつしか愛が芽生えて夫婦となり、
そしてひとりの男の子を授かります。
しかし5年後のある夜、息子に正体を知られることで幸せな日々は終わりを告げます。
「恋しくば 尋ねきてみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」
この一首を置いて葛の葉は保名のもとを去りました』
保名と息子はのちに葛の葉稲荷を訪ねて葛の葉と再会を果たしますが、
この息子こそがあの陰陽師、安倍晴明。
ちなみに保名の家は大阪の阿倍野にあったそうです。
阪堺電鉄の東天下茶屋駅の西側の町名は「晴明通」、東側には阿倍野保名郵便局がありますから
この付近に保名と葛の葉、晴明が住んでいたのかも。
伝説…の一言では済みそうもないトピックスですね( ‥)/

